UAEのドバイを拠点とする、香水ブランド「アジマル」。
インド系のブランドで、創業者の孫がCEOで、1960年代から現在までファミリー・ビジネスをつづけております。1990年代から、大量にカジュアル香水も販売するようになって、スイス・アラビアンやカルタートなどとおなじ、中東香水ビジネスの代表的なブランドになりました。高価格ラインだけが日本では知られておりますが、ニッチというには百貨店的なブランドです。

こちらは、そんなアジマルのフレグランス・ラインから、2015年に発売されたユニセックス香水です。
アジマルといえば、このボトル・デザインの高価格シリーズがウリで、ヨーロッパでもアジアでも広く流通させているものです。白いものは「Mシリーズ」という名前で、ムスクをフィーチャーしているということで、頭文字のMを付けたイージーなネーミングです。

「キュイール・ムスク」の香りは、フルーティー・レザリーの香調がベース。シックなテイストにしあげられております。
ラズベリー、ウォーターメロン(スイカ)、シトラスなどが、ダークトーンなフルーティー・ノートを香り立たせるトップから、
レザーやタバコ・リーフなどが、セミ・オリエンタルなレザリー・ハーバル・スウィートを浮かび上がらせるミドルへ。
ラストはオークモス、ウッディー・ノート、ホワイト・ムスクなどが、メロなスウィート・ノートを香らせて、雰囲気のあるセダクションをアピールしてくれそうです。

フルーティー＆シブいレザリー・スウィートがメインになっていて、この系統の香りは海外ではそれなりに人気がありますが、日本ではまったく浸透していないといえそうです。
トム・フォードの「タスカン・レザー」や、おなじドバイ系のラサシの「ラ・ユクァワム」など、とくにニッチ系やニッチ風香水ブランドでごまんとあるタイプの香りなので、比較してみるのもいいかもしれません。このブランドのハイエンド価格だけあって、オー・ド・パルファン(EDP)らしい濃さというところがポイントです。

ボトルやボックスは、高価格香水でよく見かけるデザイン。キャップの上部がアクセントになっております。


直射日光のあたるお肌に香水をつけますと、まれにかぶれたりシミになる場合がございます。
可燃性製品は火気には十分ご注意ください。
傷やはれもの・湿疹など、異常のある部位にはお使いにならないでください。
フレグランス商品は、シルク・薄い布地や白または淡い色の衣服には、シミになることがありますので、直接おつけにならないでください。
目に入ったときは、直ちに洗い流してください。


香料成分の特性上、時間の経過や季節によって澱(オリ)が見られる場合があります。乳幼児の手の届かないところに保管してください。
極端に高温または低温の場所、直射日光の当たる場所には保管しないでください。
使用後は必ずキャップをしっかりと閉めてください。



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